2014年1月25日土曜日

Angry Video Game Nerd Adventures



 
 Angry Video Game Nerd Adventures. 三時間くらいでクリア。
 
 言わずと知れたAVGNをモチーフにした横スクロールアクション。随所随所にネタが散りばめてあってAVGNファンにはたまらないゲームだし、AVGNを知らなくても横スクロールアクションゲームとして非常に面白いので誰でも楽しめると思います。2014年にはwiiや3DSにもリリース予定だそうですが、実際のところどうなるんですかね。


 【ストーリー】家で仲間たちとクソゲーを遊んでいたら、突然テレビから謎のアームが伸びてきた!キンタマを掴まれながらゲームの世界に引き込まれてしまったナード!彼は無事に元の世界に戻れるのか!

 ちなみにチーターマンのオープニングはこちら



 操作は移動、ジャンプ、射撃とアイテム使用の4つ。プレイにはゲームパッドを使いました。多分キーボードでも問題なくプレイできるとは思うのですが、キーボードのキーコンフィグを間違って滅茶苦茶にしてしまって戻せなくなり、ゲームをアンインストールしても戻らなくなってしまったのでゲームパッドでプレイしました。
 
 操作感としては特にストレス無く快適にプレイでき、アクションゲームとして非常に良質です。ジャンプがとてつもなくぎこちないとか、武器の当たり判定が壮絶だとか、AVGNがいつもレビューしているゲームのようなことはありませんでした。クリア後特典としてナードの武器がジキルの杖になるとかそういうのがあっても良かったかもしれませんね。DLCで来ないでしょうか。


 全9ステージで構成されています。いわゆるロックマン方式で、どのステージからでも遊ぶことが可能です。

AssholevaniaとかFuture FuckBalls 2010とか、ステージ名が素晴らしいことになっていますね。個人的おすすめはBeat it & Eat itですかね。

 このステージはATARI2600のアダルトゲームをモチーフにして作られているのですが、いくらモチーフとはいえこのステージを考えた製作者の精神は大丈夫なのか。


 Happy Fun Candy Timeも素晴らしいです。背景の太陽はずっとニコニコしながらついてきます。太陽が付いて来るというとマリオブラザーズ3のしかめっ面太陽を思い出しますが、このステージは基本的にみんなドラッグをやったみたいにニコニコです。悩み多き現代社会、笑って明るくすごそうではないか、たとえそれがドラッグによる張り付いた笑いでもよいではないか、ため息に死を!笑顔に乾杯!と言った感じでしょうか。

 このユニコーンだかなんだかよくわからないのはボスなのですが、マイリトルポニーっぽくありませんかね。


 撃ち殺したサンタの死体でソリができるのでBlizzard of Ballsも好きです。Kill santaという実績もあります。


 Thy Farts Consumedでは溶岩ザメの背に乗って燃え盛る浮遊頭蓋骨をレーザーで蹴散らすことが出来ます。


 これはゲームオーバー画面なのですが、下の文章はクソみたいな罵声が毎回毎回ランダム生成されてくるという全くいらない機能となっています。訳すなら「このゲームは火星人の乳から吹き出した腐ったゲリだな!」という風になるのですかね。


 なんだかふざけたようなゲームですが、とても歯ごたえがあり、難易度はイージーでやったのですが、クリアまでに300回くらい死にました。300回罵声が生成されたことになりますね。
 そんなに死んでおいて説得力ないだろとは思うのですが、心地よい難しさのゲームです。楽すぎないし、かと言ってシルバーサーファーやコンボイの謎のように発狂するほど難しくはない、ちょうどいいバランスを保っていると思います。どう進んだらいいか試行錯誤することの楽しさや、進めた時の達成感がこれぞ横スクロールの醍醐味!と言えるような作品でした。