2015年4月24日金曜日

【映画】サベージ・キラー(The Savage Killer)


内田真礼の出ていないさんかれあを見ました。































聴覚障害の女性が遠距離恋愛中の彼氏に会いに行こうとしたら、途中でギャングに襲われ殺されちゃって埋められちゃうんですけど、女性の復讐心とはるか昔に殺されたインディアンの魂が合体してゾンビ復讐マシーンとして大復活。クズ共を殺しまくる映画です。

さんかれあでないということに目をつむれば、概ねさんかれあと言うことが出来ると思います。





・登場人物

ゾーイ











本作主人公。聴覚障害の女性で、婚約している彼氏の元へ車で向かっている途中、ギャングに襲われてしまう。映画中では生身である時間の方が圧倒的に少ないのですが、それなりに美人です。ゾーイと言えばL4Dですが、あっちのほうが美人ですね。

ギャングのみなさん











ゾーイをさらい、嗜虐の限りを尽くすクソ野郎たち。「ヒャッハー!暴力だ!強姦だ!→うわーっ!あの女生きてやがった!化け物か!ちきしょうかかってこいよ!(死亡)」という見事な悪党ぶりを見せてくれます。


ゾーイの彼氏











基本的に巻き込まれてかわいそうな人。ゾーイがいつまでたってもやってこないので事件に巻き込まれたのでは・・・?と捜索願を出したり、自分も探しに行ってひどい目にあう。ただひたすらに真っ直ぐな男で、ゾーイへの愛がひしひしと感じられるとてもいい人。




・内容

愛車に乗って遠距離恋愛中の彼氏のもとまで向かおうとするゾーイ。
出発前に友人と幸せそうな自撮りをしたりしてフラグをしっかり立てていきます。











イエーイ。

荒野を走っていると、ギャング団に追われている一人の男を発見。勇敢なことにギャング団の車に轢かれたりしてるのを助けようと、車を男のもとまで寄せますが、ギャング団に取り囲まれてしまいます。

なんとか逃げ出さなきゃ!と荒野にあてもなく走りだすゾーイ。











ギャング団は決して追いかけず、趣味の悪いことに鴨打ちを始めるのでした











「あっ、外した」「お前ヘッタクソだなあ、俺に貸せよ!」

悲しいことに弾はゾーイの脚に命中し、彼らの酷くボロい家に拉致されてしまいます。そこでは有刺鉄線でベッドに縛り付けられての凄惨な暴行が待っていました。











あとからパーティ会場ににやってきたこのギャングの「えっ、マジかよ女じゃん!あとで俺にもやらせろよな!」みたいな純粋な悪意からくる笑みが好きです。実際のセリフも"Holy Shit!!!"で、クソ嬉しそうに言っています。右手のビール瓶も最高。

暴虐の限りを尽くされたゾーイはまだ諦めていませんでした。ギャングたちが別室で酒盛りトランプをしている隙に、皮膚をちぎりながら有刺鉄線より自分を解き放ち、ふらつく足で逃げ出します。しかし、懸命の逃走も虚しく見つかり、背中を刺されて殺されてしまうのでした。ゾーイの死体は荒野のどこかに埋められてしまいます。


翌朝、怪しげなシャーマンのワンちゃんが、いかにも「見つけてー!」みたいに埋められているゾーイの手を発見します











シャーマンはゾーイの死体を自分のキャンピングカーへと持ち帰り、怪しげな儀式を始めます。よくわからない粉や草をすり鉢でゴリゴリしたり、焚き火を焚いてよくわからない衣装を着てデンデコ踊り出すのです。


するとはるか昔に殺されたインディアンの魂とゾーイの無念と肉体が響きあって融合、ゾーイは復讐インディアンゾンビとして蘇ったのだ!











デーン!!
(怖い・・・)

こうして蘇った殺戮ゾンビゾーイは、自分をこんな目にあわせたクソ野郎どもをぶっ殺しに向かうのだった!そして永遠の愛を誓った婚約者と無事再会することが出来るのか!?

インディアンの魂と響き合うRPG。





以下は好きなシーンのスクリーンショットです。


腸を引きずり出してやる!












ハリネズミにしてやる!













(怖い・・・)












えぐりとった心臓を見せつけるゾーイ












ラストのチェーンソーシーン
























・感想

とてもいい映画です。
設定だけ聞いているといかにもバカ映画という感じですが、ゾーイが悪党どもをぶっ殺しまくる派手さの一方で、「わたし、こんな姿に・・・もうあの人には会えないし、一緒にいることもできなくなっちゃった・・・」と鏡に写る自分を見て悲しんだり、包帯を解いたら傷口が虫だらけなのを見て大泣きしたり、なかなかどうして心を締め付けられるようなシーンもあったりします。映画の終盤、ゾーイの婚約者がギャング団に囚われてしまうシーンがありまして(こいつを使ってあのゾンビ女をおびき寄せようぜ!的な理由により)、ゾーイはギャングたちを皆殺しにして婚約者を救い出すわけなのですが、ゾーイはもはや人間じゃない自分が婚約者に会うわけにいかない・・・との思いから顔も見せず気配だけを残して立ち去るんです。他にもゾーイは婚約者の家にこっそりやってきて、洗面所の鏡に"Forget me"と文字を残して姿を消したりなど、すごく胸が苦しくなるシーンがところどころにあって深みがあります。二人のお互いを思う気持ちがとってもまっすぐな故にすごく悲しい。

設定はぶっ飛んでいる、アクションシーンはなかなか見せる、二人の関係が愛おしくも悲しい、よくまとめられているラストと、とても見どころのある映画でした。
気になった人はTSUTAYAかGEOに向かいましょう。最近の映画なので多分あるはずです。勿論買ってもいいです。

ゾーイの声優が内田真礼じゃなかったがためにさんかれあにはなれませんでしたが、潜在的さんかれあ指数はとても高いと思います。



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